未経験、資格なしの状態で介護職の仕事に就けるのか

職歴がなかったり、退職後の空白期間が長すぎて転職を成功させられる自信がなかったりする場合、介護職の仕事に就くことを検討するのも手です。介護職は、要介護状態にある人の介護を行う仕事ですが、介護職の仕事に就くために必要な資格はありません。

看護師の仕事に就くことを目指す場合、指定の学校に通って看護師、あるいは准看護師の資格を取得しないといけませんが、介護職であれば、資格なしでも仕事に就けます。もちろん、未経験かつ無資格の人より、介護の経験がある人や、介護関係の資格を持っている人の方が有利なのは確かです。しかし、介護業界は人手不足が深刻なため、未経験者歓迎を掲げる介護施設も多く、未経験かつ無資格であっても、仕事に就くことは比較的容易です。

もっとも、自動車の運転免許に関してはあるに越したことはなく、運転免許を持っていない場合、評価が下がる恐れがあります。デイサービスでは自動車での移動が業務に組み込まれていますし、その他の介護サービスでも買い出しや利用者の付き添いなど、自動車を使用する機会は多いので、自動車を運転できる人の方が有利です。しかし、自動車の運転免許を求められない介護施設も多いので、運転免許がないからといって諦める必要はありません。仕事に馴染めるか不安を感じる人もいるかもしれませんが、40代、50代で未経験の状態から働き始める人も珍しくありません。介護職の仕事に興味があるのなら、臆せず介護業界に飛び込んでみてください。